2024/05/06 18:57
今年1月から始まった「ALKASILKA」のセカンドアルバムツアーに合わせてA.C.T.ｘALKASILKAコラボレーションアイテムを作らせてもらった。
話をもらったのは2023の10月頃、大阪時代から仲の良かったマリコちゃん(アコーディオン)から連絡があり、
最初は衣装を作りたいという話から、ツアー物販用の新しいアイテムは出来ないかなと言う話になった。
マリコちゃんからコラボの話をもらう前からALKASILKAの拠点沖縄でワークショップ＆ポップアップショップをやりたかったので、
2023年に全国で開催していたワークショップ「DESTROY STEREOTYPE」をNEOPOGOTOWNで出来ないかなという思いがあった。
コラボの話をもらった時にその事を話すと、じゃあそのワークショップをした時に作っていたポーチと巾着をコラボで出せないだろうかと言う話になった。まず1つ目のアイテムは決まったが、ワークショップを全ライブ会場で行うのは現実的でなく、実際に作業環境も整えれないので受注生産にしようとなり、全会場で受注を取ることにした。
更に他にアイテムが欲しいとなり、考えた末バンダナが作りたいと全体意見で決まり、早速バンダナ用デザインをすることになった。
いつもA.C.T.のグラフィックを決める時は数型～10数型パターンを作り何日かかけて絞り込んでいく。
まずデザインテーマを決めていく。今回はALKASILKAとのコラボと言う事で「平和」をテーマにしてデザインしていく事に決め、
最後の２パターンになった時にALKASILKAのメンバーにどっちがいいか決めてもらおうと思い2つのデザインを見てもらった。
1つ目は鳥の足跡とピースマークを掛け合わせたイメージで創ったモノ。創っていく間に調べるとあの皆も知っているピースマークは手旗信号からできているとの事。2つの意味の手旗信号を掛け合わせたモノでピースマークは出来ていてそれが反対向きの鳥の足跡に見える。
《デザイン解説》
真ん中の鳥の足跡に見えるデザインは実はピースマークに使われたモチーフの手旗信号を掛け合わせたモノ。それに足跡から連想させる歩み。諦めずに歩み続けようと言う意味とお互いを理解しあえるよう歩み寄ろうと言う意味がこめらています。周りにはA.C.T.、ALKASILKA
それぞれのデザインを掛け合わせたデザインになっています。
もう一つのデザインはもともとA.C.T.からリリースしていたバッヂに使用していたデザインをALKASILKA仕様にアレンジしたモノ。日本では「千鳥格子」と呼ばれるこの模様。実はスコットランド等では「ハウンドトゥース」(猟犬の牙)と呼ばれ、日本でいう家紋みたいなものでローランド地方の氏族の模様とされている。
《デザイン解説》
日本の「千鳥格子」はスコットランド等では「ハウンドトゥース」と呼ばれる柄です。
所説あるみたいですが、もともとスコットランドのローランド地方の氏族(クラン)の柄と言われていて、彼らは争いをしない平和を愛す氏族だと言われています。(日本でいう家紋みたいなもの)
今回そんな意味の柄をデザインに使い千鳥格子を平和の象徴「鳩」に見立て、中にはミサイルが折れているデザインを入れデザインの周りには「SOZO」(想像、創造)と言う文字が隠され、ジョンレノンの曲「IMAGINE」(想像)からも連想させる平和な世界を願うデザインになっています。
2つのデザイン共にメッセージ性のあるデザインなのでそれの解説もしながら説明をしたところ、どちらのデザインも良いので2型作らないかという意見も出てきた。最初は自分も悩み、2型バンダナを作ったところで売れるのだろうか？という思いがあった。
ならば違うアイテムに片方のデザインを使えばと思い、季節もまだ冬だったので夏前まで着れるロンTEEを作る事にした。
ALKASIKAのライブは関東、関西、台湾、沖縄とツアーを回るとの事、大阪では共同企画でイベントをしないかと言ってもらい以前から自分もしたかったので即答した。
その後のツアーも台湾、沖縄と誘ってもらい、しかもA.C.T.として出店してもいいとの事だった。特に台湾で出店となると初の海外での出店、不安と金銭的な問題が頭をよぎった。でもこれは行かないと絶対後悔すると思い出店を決意！ALKASILKA台湾ツアーに同行させてもらう事になった。ALKASILKAは台湾パンクシーンにも人気があり台北のライブハウス、橋の下野外フェス、半路珈琲での試写会、全て大盛り上がりで幕を閉じた。そして自分もそれに合わせて3か所でA.C.T. POP-UP SHOPを開催させてもらい初の海外出店の経験も出来て最高にいい時間を過ごせた。更になんとA.C.T.を知っている台湾のお客さんも来てくれてめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えている。実は以前大阪のWHEVの店に来てくれて写真を撮ってくれていたのだ。そんなこんなで5日間の台湾滞在は一瞬で過ぎ去っていった。台北滞在中いつもお世話してくれた半路珈琲、SUCK GLUE BOYS、D.I.Y. OR DIE、ズーシェン、ここには書ききれなかった台湾の友達本当にありがとう。謝謝！
帰って間もなく次は沖縄出店用の準備。ALKASILKAを始め沖縄コザのパンク勢が力を入れて準備した「AFTER LAND」。
こちらも大通りを閉鎖してD.I.Y.野外フェスを開催するかなりクレイジーなフェス。普段は交通量のかなり多い場所を本当に閉鎖していました。
またAFTER LAND前日には「INKADDICTION」桃太郎の誘いで沖縄コザ「銀天版店」でPOP-UP SHOPを開催。こちらもすごく良いお店で店主オム君もめっちゃ良い人ですごく良い時間を過ごせました。誘ってくれた桃太郎、出店を快く承諾してくれたオム君本当に感謝です。
そして「AFTER LAND」当日。天気は晴れ!! 最高の天候に恵まれ各地から台湾から最高のバンドたちが来ていた。
バンド物販は勿論の事、ブランド出店、飲食、ライブスクリーンプリント、フリーペーパー等AFTER LANDらしい出店者。
またスケボー用のミニランプやセクションを設置するなどかなり面白いイベントとなった。
自分はスケーターと言う事もありセクション設置にはかなりテンション上がった。
そんなこんなで楽しい時間はアッと言う間に過ぎていく。大トリのALKASILKA。最高のライブで幕を閉じる。
幕を閉じると同時にそこには時間制限と言う悪魔が。余韻に浸る間もなく撤収。1時間ちょっとすればここは交通量の多い道路と化すのだ。急いで皆の力を借りて片付けていく。流石大勢の力とはすごいもの、細かい所はさて置きあの規模の祭りが一瞬にして元通り。
ただこれでAFTER LANDの夜は終わらない。NEOPOGOTOWNでのアフターパーティー！最高の一日になったことは言うまでもない。
今回のコラボレーションアイテム、各地でのツアー同行、POP-UP SHOPの開催全て快く承諾してくれたALKASILKAのマリコちゃん、ユウ君に最高の感謝を。そしていつも仲良くしてくれたメンバーのラーメン丸、アオイ君、ノック本当にありがとう。
A.C.T.ｘALKASILKAコラボレーションアイテム発売中。ポーチ、巾着は5/7(火)まで受注中。
