2022/10/03 17:02
A.C.T×SAYO コラボ秘話
今回のコラボアイテムもただのブランドコラボとは違うアイテムだ。
ニットメーカーで働きながら自身でもニットブランド「SAYOYON GARELLY」を運営しニットデザインは15年、
手編みのキャリアは10年以上。
プロとしてのキャリアも去ることながらニットの知識もかなりのもの。
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毎日の様にスケボーをし、毎週末の様に大阪はアメリカ村にある三角公園でスケボーしながら宴を交わしていた頃の事だ。
ある日スケーターの友人がSAYOを連れて三角公園にやってきた。
三角公園は言わずと知れた老若男女、様々な人が行きかう場所。
そして個性あふれる人が集まる場所でもあるだろう。
その時はまさかお互いがブランドを立ち上げコラボをするとは思ってもみなかった。
あれから十数年の時がたち各々がブランドを運営しコラボする事になった。
コラボを経緯について話をしよう。
実は数年前にリリースした「ACT MITTEN GROVE」は彼女の働いていた会社で彼女が担当して作ってもらったのだ。
それから数年たった後、彼女自身が自分でブランドを立ち上げ運営していると聞いた時、
何か一緒に出来たらいいなとぼんやり思っていた。
何がきっかけかは覚えてないが、ふと彼女に作ってもらいたいものが頭をよぎった。
それが2021年の秋の始まりかけである。もぉ1年前の話になる
その時思いついたのは今回のコラボアイテムと違うのだが、その内容はまた別の時に話をしたい。
直ぐに連絡を取り久々に会ってみる。
相変わらずの面白いやつ。
それから数か月後、今回のコラボの話になるのだ。
ニットでサコッシュを創ったら良い物が出来ないだろうか?
ただ、普通に編んだだけでは面白くない。
その時思いついたのが、大小違う大きさの四角を繋ぎ合わせて創るサコッシュだ。
ACTの定番でもあるツギハギにも似た感じに出来たら良い物ができる。
サヨに相談してみると「出来るかも」と良い返事をもらった。
早速ファーストサンプルをお願いした。
イメージを言うとメモ帳に手書きで書いてくれた最初の図案↑
イメージを画像で指示した時の画像↑
ただ全体の感じは良いのだが編み糸だけでは物を入れると型崩れしやすい。
そこからはACTの得意分野。裏地を付けて更に鞄の上部にボタンを付けると更に良い物になった。
ファーストサンプル。ほぼ完ぺきに近い↑
次の打ち合わせの時SAYOからもバケットハットも良いんじゃないとの事。
SAYOが自身のブランドで作っていたバケットハットを基本に
配色パターンを自分が決めツギハギ状になるように作ってもらった。
このバケットハットも良い物が出来、これはシリーズでリリースしようと言う事になり今回のコラボとなる。
ハット、サコッシュ共に通常であれば同じ大きさ同じ柄の四角を繋ぎ合わせる所を、
ツギハギ、パッチワーク、ボロなどのPUNK、HIPPIEカルチャー等からの発想を基に
ACT定番のツギハギを意識して四角の大きさ、柄の構成をバラバラにしてもらい、
配置、配色のバランスなどかなり拘ったアイテム。
その分手間はかかっているが理想の形に仕上げてくれました。
ニットアイテムは暑い時期は身に着けにくいイメージがあるが、
コットン素材の編み糸を使う事でオールシーズン使用する事が出来るので季節を選ばない。
サコッシュはどちらの向きでも使えるリバーシブルタイプ。
その日のスタイルに合わせて選べる1つで2度おいしいアイテム。
ショルダーはワンタッチで伸び縮み出来る様に作られている。
バケットハットは前、後は無くどの向きでも被れる仕様にしている。
これもスタイルに合わせれるタイプだ。
ニットで編まれている為最初はきつく感じるかもしれないが少しずつ頭にフィットしてきます。
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今回のコラボを快く了解してくれたSAYOに感謝。
SAYOプロフィール
:ニットメーカーで働きながら自身でもニットブランド「SAYOYON GARELLY」を運営。
ニットデザインは15年、手編みのキャリアは10年以上。